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生産者


山名酒造にかかせない
生産者を紹介します。


第15回
篠山手造り酒の会 NEW

第14回
兵庫県立氷上特別支援学校

第13回
嶋本昭二さん
(粳米 ゆめおとめ)

第12回
株式会社 ウッドワーク

第11回
高橋輝宏さん
(株)タカハシ代表取締役

(洛紐巧芸)

第10回
荒木嘉信さん
(酒米 兵庫北錦)

第9回
橋本高穂さん
(酒米 野条穂−有機栽培−

第8回
酒米試験地

第7回
古跡真一さん、清美さん
(酒米 山田錦−有機栽培−

第6回
細見武憲さん
(酒米 兵庫北錦)
第5回
中六農園
(酒米 祝−いわい− 第4回
荻野懿一さん
(酒米 杜氏の夢)
第3回
宮垣富男さん
(酒米 五百万石−有機栽培−
第2回
藤田真一さん
(酒米 野条穂)
第1回
杜氏 中村 博さん
(酒米 五百万石)


イメージ
杜氏 中村 博さん

中村 博さん

 今月の一本で紹介した「弥三治」の生産者。杜氏の故郷、但馬村岡は、関西では一番雪深い地方。この春の田植えの連絡を受け、初めてその田圃を訪れました。雪の溶けた急峻な山肌を軽トラで登ることしばらく、途中の棚田はすべて耕作放棄状態の急斜面。たどり着いた棚田の最上階は、標高400メートル。そこにはきれいに整備された棚田にたたえた水に、空の雲が映っているのです。まさに天空の田植え。

中村 博さん中村 博さん中村 博さん

 皆が諦めた厳しい条件下、何故ここで?と杜氏に尋ねると「土地への愛着ですわ」と涼しい顔。話もそこそこに大きな体を小さな田植え機に乗せると、さっさと軽快に植えていきます。夏場この山のてっぺんで陽射しをいっぱいに浴びて育つ稲を、自分の仕込んだ酒を片手に眺めるのが至福の時なのだそう。

中村 博さん ふと見ると、田んぼの傍らにトタンと木材の山。聞けば木を切り出して建てた自作の納屋が去年の豪雪で押し潰されたとのこと。ところが本人は「この夏また作ります」とこともなげ。

 夕刻田植えが終わり、急斜面のでこぼこ道をジェットコースターのように下る杜氏の助手席で、今日植えた五百万石が彼の手でまた立派に醸されることを確信しました。不撓不屈の男にまかせておけば間違いないでしょう。

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