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お店や店主を紹介します。


第22回 料理旅館 大和 NEW

第21回 イタリア料理
     タヴェルナ エレナ

第20回 ハンバーグステーキ
     ハウス 彩

第19回 三友楼

第18回 そばんち

第17回 茶香房 長竹

第16回 和食 菖蒲

第15回 海鮮居酒屋 大海

第14回 知多繁

第13回 ワールド株式会社

第12回 御料理 山荷葉

第11回 地鳥や 純鶏

第10回 沖縄料理 はとま

第9回 串料理 一富士

第8回 CAFE&BAR
     PAVOT

第7回 わいわい酒家
     かたりべ

第6回 波之丹州蕎麦処
     一会庵

第5回 Bar Blossom

第4回 こにし家

第3回 ひもん家

第2回 福田屋

第1回 はづき


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和食 菖蒲

 ■住所 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-5-7梅ばちビル二階 (地図
 ■TEL 06−6345−7899
 ■営業時間 17:30〜23:00(最終入店は21:00)要予約(定休日:日曜・祝日[土曜は不定休])


菖蒲さんご夫婦の写真 

看板の写真 冷え込んだ晩秋の大阪キタの新地本通り。とあるビルにかかる店の看板に導かれ、ほの暗い通路を進んで階段を上がると、温かな灯りに溢れた小さな空間にたどりつく。和やかな雰囲気に、仕事の疲れもリセットできる気がする。

 外が寒かったので、「さえずり(鯨の舌)と根野菜の粕汁(山名の酒粕製)」と福島名産の「メヒカリの塩焼き」の突き出し二品が、まずは身を暖めてくれる。落ち着いたところでお造り。「カワハギの肝和え・ヨコワの漬・ヒラメの昆布締め・たことイカ・ミルガイ」を塩(沖縄の島マース)・梅肉(自家製)・醤油を好みに合わせて。味・食感・香り、それぞれの違いが楽しめ、冷酒(○△□)が進む。続いて紅葉した柿の葉が季節を感じさせる「さわらの金山寺味噌焼き」。脂の乗ったさわらと金山寺味噌のもろみが、口の中で合わさる旨み。その濃厚な味わいを、かぶらの葉の鰹節和えと大根おろしがさっぱりと清める。締めは「すっぽん小鍋」。じっくりと煮込んでとろとろになった骨のまわりの肉、エキスのにじみ出たスープを心底満喫。


料理の写真料理の写真

料理の写真料理の写真

 店名「菖蒲」はご主人の苗字。弱冠34才。屈託のない笑顔に、甲斐々々しく働く別嬪さんの女房がいて、思わずこちらも顔がほころぶ。いや、若いといって侮れない。彼は10代後半、関西料理界を牽引するカリスマ「石和川」の門下に入り、下働きから初めて11年間の地道な修行が実を結び、晴れて独立を祝福されたという実力派。旬を感じる素材選び、味わいの濃淡のバランス、和食の伝統を踏まえながら意外性を持つ献立、さりげないサービスは、一流で修行したからこそ磨けたセンスであろう。

 酒が好き、美味しいものが好きというお客が、ゆっくりとプライベートを楽しめるのがここ菖蒲。カウンター6席、掘り炬燵式のテーブル席2卓、店主の目が行き届くのにちょうど良い環境だ。おまかせコースは雪5000円、花8000円。軽くつまみながら酒をという人には「ひといきセット」3500円がある。新地本通りでこの気の張らない雰囲気や価格が実現できるのも、若い夫婦のみで切り盛りする店だからこそ。人気店なので必ず予約をしてから。

 お酒のあとのご飯もの(お茶漬け・雑炊等)もおすすめ。中でも「大人のカレーライス」が大好評。使われる米は、店主の故郷淡路島で、ご両親が丹精された“ヒノヒカリ”(田植えには菖蒲さんも手伝いに帰る)。この米の味の素晴らしさを一途に語る彼の横顔、米の酒を造る私も誇らしく思いました。

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