![]() ![]() |
|
![]() |
||||
蔵元とゆかりのある お店や店主を紹介します。
|
和食 菖蒲
■住所 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-5-7梅ばちビル二階 (地図) ■TEL 06−6345−7899 ■営業時間 17:30〜23:00(最終入店は21:00)要予約(定休日:日曜・祝日[土曜は不定休]) 冷え込んだ晩秋の大阪キタの新地本通り。とあるビルにかかる店の看板に導かれ、ほの暗い通路を進んで階段を上がると、温かな灯りに溢れた小さな空間にたどりつく。和やかな雰囲気に、仕事の疲れもリセットできる気がする。外が寒かったので、「さえずり(鯨の舌)と根野菜の粕汁(山名の酒粕製)」と福島名産の「メヒカリの塩焼き」の突き出し二品が、まずは身を暖めてくれる。落ち着いたところでお造り。「カワハギの肝和え・ヨコワの漬・ヒラメの昆布締め・たことイカ・ミルガイ」を塩(沖縄の島マース)・梅肉(自家製)・醤油を好みに合わせて。味・食感・香り、それぞれの違いが楽しめ、冷酒(○△□)が進む。続いて紅葉した柿の葉が季節を感じさせる「さわらの金山寺味噌焼き」。脂の乗ったさわらと金山寺味噌のもろみが、口の中で合わさる旨み。その濃厚な味わいを、かぶらの葉の鰹節和えと大根おろしがさっぱりと清める。締めは「すっぽん小鍋」。じっくりと煮込んでとろとろになった骨のまわりの肉、エキスのにじみ出たスープを心底満喫。 ![]() ![]() ![]() ![]() 店名「菖蒲」はご主人の苗字。弱冠34才。屈託のない笑顔に、甲斐々々しく働く別嬪さんの女房がいて、思わずこちらも顔がほころぶ。いや、若いといって侮れない。彼は10代後半、関西料理界を牽引するカリスマ「石和川」の門下に入り、下働きから初めて11年間の地道な修行が実を結び、晴れて独立を祝福されたという実力派。旬を感じる素材選び、味わいの濃淡のバランス、和食の伝統を踏まえながら意外性を持つ献立、さりげないサービスは、一流で修行したからこそ磨けたセンスであろう。 酒が好き、美味しいものが好きというお客が、ゆっくりとプライベートを楽しめるのがここ菖蒲。カウンター6席、掘り炬燵式のテーブル席2卓、店主の目が行き届くのにちょうど良い環境だ。おまかせコースは雪5000円、花8000円。軽くつまみながら酒をという人には「ひといきセット」3500円がある。新地本通りでこの気の張らない雰囲気や価格が実現できるのも、若い夫婦のみで切り盛りする店だからこそ。人気店なので必ず予約をしてから。 お酒のあとのご飯もの(お茶漬け・雑炊等)もおすすめ。中でも「大人のカレーライス」が大好評。使われる米は、店主の故郷淡路島で、ご両親が丹精された“ヒノヒカリ”(田植えには菖蒲さんも手伝いに帰る)。この米の味の素晴らしさを一途に語る彼の横顔、米の酒を造る私も誇らしく思いました。 |
|||